卓球Ｔリーグの金沢ポートは９日までに、今年の石川県高校総体で３冠を達成した薜大斗（まさき・だいと）選手（遊学館高２年、かほく市出身）を獲得することで合意した、という記事を北國新聞が１０日に配信していました。中国や韓国にある名字に「薛」（中国ではシュ、韓国ではソル）というのがあるのですが、文字が似ていて間違えそうになりました。一見しただけでは、「まさき」とは読めないですね。
名字由来ｎｅｔによると、現石川県の一部である能登発祥ともいわれるが、伝統的な名字である。近年、石川県七尾市に多数みられる」。日本姓氏語源辞典では、「石川県七尾市。事物。石川県七尾市では植物のマサキから称したと伝える。石川県七尾市能登島祖母ケ浦町に江戸時代にあった」とあります。
しかしながら、調べてみると、植物のマサキは漢字では「柾」「正木」と書きます。「薜」は訓読みだと、「まさきのかずら」、音読みだと「ヘイ、ヘキ、ヒャク、ベイ、ハク、バク、ハイ、ベ、バイ」などと読むようです。いやぁ難しいですね。ちなみに、当帰（とうき）／セリ科の多年草などの意味を持っているそうです。
薜選手は石川県かほく市の出身ですが、やはり卓球選手だった父親の薜憲二さんは七尾市の出身です。
