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名字に興味を持ったきっかけは、漢字テストでの落第点…見たことのない漢字を見つけると今でもワクワク【コラム】

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私が名字に興味を持ったのは中学生ぐらいの時でした。漢字テストの試験の成績が悪かったことがきっかけです。「名字を覚えると、漢字の勉強になる」と母親に言われ、暇さえあれば電話帳を見るようになりました。名字というのは奥が深く、見たことのない漢字はもちろん、花の名前や魚の名前がつけられた名字、難読漢字にもちょくちょく出くわすので、いい勉強になりました。

最初の頃は「五百蔵」(いおろい、いよろい他)とか、「瑞慶覧」(ずけらん、ずいけいらん他)とか、「祁答院」(けどういん、きどういん他)といった苗字を見ると本当にワクワクしました。いろんな名字を知りたくて、高校生の時は郵便配達のアルバイトを、大学時代は電柱や各家々についている住居表示板を交換するアルバイトをしました。一軒一軒、家を回るので珍しい名字は片っ端からメモしていました。今の時代だったら、仕事中に個人的な趣味のために個人情報を入手すれば、クビになってしまいます。昭和の時代だからこそ許されたのでしょう。実際、かつて私も参加していた「珍姓奇姓」という同人誌には、仕事で入手した名字を投稿される方もいました。

また、実家が印刷業だったこともあり、某大学の卒業生名簿を毎年印刷するため、私も校正の手伝いをさせられることがよくありました。ここでもいろいろ珍しい名字に出くわすチャンスは多かったので、楽しみながら手伝いをしていました。

珍姓稀姓のコレクションをしていると、見たことのない漢字に出会うこともよくあります。先ほど紹介した祁答院の「祁」なんて文字は、名字や地名以外ではなかなかお目にかかることはありません。ちなみに「大いに」「盛んに」という意味があるそうです。

見たことがない漢字のひとつに「䒾」という文字があります。高校時代の名簿で1学年上の先輩で「䒾内」さんという名字がありました。活字がなかったのか、草冠と衣を貼り合わせて作字したようで、なんともバランスの悪い文字で印刷されています。

この「䒾」という文字を漢字辞典オンラインで調べてみたところ「みの」と読むんだそう。確かに「丸山」さんと「百瀬」さんの間にあるので、「みのうち」とでも読むのでしょうか? 住所も出ていて、自転車で行ける距離だったので調べに行ったのですが、すでにそのお宅は存在しておりませんでした。まぁ40年も前の名簿ですから、あるわけないですよね。

ちなみにこの「䒾内」という姓は、名字由来netや日本姓氏語源辞典、日本姓氏大辞典のいずれにも出ていない名字でした。もっと昔に気付いていれば…。

このほかにも、近所に「八日囿」さんという家がありました。思わず読み方を尋ねてしまったのですが、「ようかぞの」さんと読むと教えてくださいました。この「囿」という文字も初めてお目にかかる文字。「仕切りで囲われた庭」「鳥獣を放し飼いにする場所」という意味があるんだそうです。またひとつ勉強になりました。

【全国順位】 69,940位
【全国人数】 およそ20人
 出典:名字由来net

漢字が苦手なお子さんをお持ちの方は、ぜひ名字を覚えるように勧めてみてください。楽しみながら漢字の勉強ができますよ。

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